介護の仕事を辞める前に

介護業界の仕事は、たくさんの高齢者に必要とされている反面、過酷な仕事内容や勤務体制が多く、さらに賃金が安いという事から離職率の高い仕事の1つでもあります。
介護業界への就職や転職を希望し、苦労して介護の世界に足を踏み入れた人でも、自分が思い描いていた世界とのギャップがあまりにも大きくて辞める人も少なくありません。
しかし、介護の仕事と一言で行ってもその種類は多く、たまたま自分が働いていた職場だけが合わなかったということも十分あり得ます。 例えば、介護の仕事の中でも身体介護の仕事は最も過酷と言われていますが、身体介護サービスを受ける必要がない比較的元気な高齢者が利用する介護施設もあるようです。一般型のケアハウスや機能訓練特化型のデイサービスがそれに当たり、これらの施設では体への負担が大きな身体介護を行うことはあまりないようです。
また、入所型施設などでは1ヶ月に何回かは夜勤勤務に就く必要が出て来ますが、高齢者が日帰りで利用するデイサービスや高齢者の自宅に訪問して介護サービスの提供を行う訪問介護の場合は、通常日勤か遅番のみの勤務体制になります。
さらに、スタッフ同士のコミュニケーションが苦手で高齢者の介護だけに専念したい人は、一人で全ての介護サービスをすることになる訪問介護の仕事が向いているかもしれません。
このように同じ介護の仕事でも、仕事内容や勤務体制、職場環境は様々で一つの職場が自分には合っていなかったとしても別の職場では働きやすく感じるかもしれません。せっかく入った介護業界なのですから、完全に辞めてしまう前にこちら「介護のお仕事を辞めたくなったら・・・」を見て、同じ業界内での転職を考えてみても良いかもしれません。